進出
「決勝進出」などのように使う「進出」という言葉。
「進出」は、音読みで「しんしゅつ」と読みます。
「進出」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「進出」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
進出の意味
「進出」には次の意味があります。
・進み出ること。新しい方面や分野に進み出て、活動領域を広げること。(出典:デジタル大辞泉)
「決勝に進出する」で「予選を勝ち抜き決勝に進み出る」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただソ連側が主張する国境線への進出を急いだだけであるかもしれない。
(出典:五味川純平『ノモンハン(下)』)
・新社会への出発以来、ソヴェトの生産各部門には多くの婦人が進出した。
(出典:宮本百合子『「インガ」』)
・トヨタはそのことを知っているから対米進出をためらっているのである。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)
・それは海中の生命が地上に進出するのに、大きな役割を果たしただろう。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・彼等の啓蒙は市民の政治的進出の兵器工廠の一つに他ならなかったのだ。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)
類語
・前進(ぜんしん)
意味:前へ進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・進行(しんこう)
意味:あらかじめ考えていた線に沿って活動・作業などが進むこと。また、活動・作業などを進めること。(出典:デジタル大辞泉)
・直進(ちょくしん)
意味:まっすぐに進むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・直通(ちょくつう)
意味:直接に目的地や相手に通じること。(出典:)
・急進(きゅうしん)
意味:急いで進むこと。(出典:デジタル大辞泉)