連想
「連想ゲーム」などのように使う「連想」という言葉。
「連想」は、音読みで「れんそう」と読みます。
「連想」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「連想」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
連想の意味
「連想」には次の意味があります。
・ある事柄から、それと関連のある事柄を思い浮かべること。また、その想念。(出典:デジタル大辞泉)
「こたつ」といえば「みかん」、「夏」といえば「かき氷」などのように、特定のものから別のものをイメージすることを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それは、巨大な石の怪物が飛びおり自殺を考えているさまを連想させた。
(出典:ダン・ブラウン『ダヴィンチ・コード(上)』)
・御米には自分と子供とを連想して考えるほど辛つらい事はなかったのである。
(出典:夏目漱石『門』)
・次に俳句を解釈する場合にもっとも大事なことは連想ということである。
(出典:高浜虚子『俳句の作りよう』)
・なぜこうも、この男を前にして兄を連想するのか、訳が分からなかった。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・しかし、その名前が人になにか不審なものを連想させてしまうのだった。
(出典:上遠野浩平『しずるさんと底無し密室たち』)
類語
・関係(かんけい)
意味:二つ以上の物事が互いにかかわり合うこと。また、そのかかわり合い。(出典:デジタル大辞泉)
・聯想(れんそう)
意味:あることばを聞いたり、ある物を見たりしたとき、それに関連のあることばやことがらを思い浮かべること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・有縁(うえん)
意味:互いにかかわりのあること。地縁・血縁など、深い関係があること。(出典:デジタル大辞泉)
・縁(えん)
意味:人と人とのかかわりあい。また、物事とのかかわりあい。(出典:デジタル大辞泉)
・想見(そうけん)
意味:思い浮かべること。想像してみること。(出典:デジタル大辞泉)