連呼
「名前を連呼する」などのように使う「連呼」という言葉。
「連呼」は、音読みで「れんこ」と読みます。
「連呼」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「連呼」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
連呼の意味
「連呼」には次の意味があります。
・同じ言葉を何度も繰り返して大声で言うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「呼」の字には「大声を出す」という意味があります。
大声で同じ言葉や名前などを繰り返すことが「連呼」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・死んだ人間の名前を連呼している自分は、頭がおかしくなってしまったのだろうか?
(出典:秋元康『着信アリ2』)
・それから私たちは声をそろえて何度も何度も連呼した。
(出典:群ようこ『撫で肩ときどき怒り肩』)
・狂気のように連呼するのだが、今となってはすべてが後の祭りなのだ。
(出典:横溝正史『幻の女』)
・ありえないと連呼しながらも、それでも完全に否定できないのだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)
・しかし誰一人、屈強なこの男たちの連呼をやめさせようとする者はない。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯』)
類語
・疾呼(しっこ)
意味:口早に激しく呼びたてること。慌ただしく呼ぶこと。(出典:デジタル大辞泉)
・三唱(さんしょう)
意味:三度となえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・唱和(しょうわ)
意味:一人がまず唱え、続いて他の多くの人たちが同じ言葉を唱えること。(出典:デジタル大辞泉)
・復唱(ふくしょう)
意味:繰り返してとなえること。さらいよむこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・シュプレヒコール(Sprechchor)
意味:特定の章句を集団で、一定のリズムや強弱のもとに朗読または朗唱すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)