逆襲
「逆襲する」などのように使う「逆襲」という言葉。
「逆襲」は、音読みで「ぎゃくしゅう」と読みます。
「逆襲」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「逆襲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
逆襲の意味
「逆襲」には次の意味があります。
・攻撃されて守勢に立っていた者が、勢いを転じて逆に相手を攻撃すること。
（出典：デジタル大辞泉）
「逆襲」は攻撃されたことに対して反撃することを意味します。
「復讐」はされたことに対して仕返しするという意味であり、意味合いが異なります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ガラスのシャーレを出たあたしが、どんな風にあなた達に逆襲するかを。
（出典：新井素子 『グリーン レクイエム』）
・勝手な妄想の下に満州をつくりかえようとする人間どもへの逆襲なのだ。
（出典：荒俣宏 『帝都物語4』）
・一日しない内にやられたほうが逆襲したよ。
（出典：半村良 『闇の中の系図』）
・その夜のロシア軍の大逆襲で、連隊本部は全滅し、左山頂は奪回された。
（出典：大江志乃夫『 凩の時』）
・新城が逆襲を命じた理由にはそれも関係している。
（出典：佐藤大輔 『皇国の守護者1 反逆の戦場』）
類語
・反撃（はんげき）
意味：敵の攻撃に対して、防御にとどまらずに攻めかえすこと。（出典：デジタル大辞泉）
・カウンターアタック
意味：失地回復を目的とする限定攻撃。（出典：デジタル大辞泉）
・反攻（はんこう）
意味：守勢であったものが逆に攻勢に転じて攻めること。（出典：デジタル大辞泉）
・切返す（きりかえす）
意味：切りかかってきた相手に逆に切りつける。（出典：デジタル大辞泉）
・逆寄せ（さかよせ）
意味：逆襲すること。（出典：デジタル大辞泉）
