返答
「返答に窮する」などのように使う「返答」という言葉。
「返答」は、音読みで「へんとう」と読みます。
「返答」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「返答」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
返答の意味
「返答」には次の意味があります。
・尋ねられたり呼ばれたりしたとき、答えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「返事」のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・返答はなくとも、家の中には、たしかに人の気配が感じられたからだ。
(出典:上橋菜穂子『鹿の王 上』)
・それには具体的な返答をしなくてはならない、とブリーは苦い顔をした。
(出典:クラーク・ダールトン,クルト・マール/松谷健二訳『宇宙英雄ローダン・シリーズ 8 銀河の時空を抜けて』)
・すぐには返答ができなかったので考えておくことにしました。
(出典:小川未明『幸福に暮らした二人』)
・どう返答しても、どこか嘘をついているような後ろめたさを覚えた。
(出典:坂東眞砂子『山妣』)
・話し終えると、どうやら彼女の返答を待つらしく、その場に残っていた。
(出典:E・R・バローズ『石器時代へ行った男』)
類語
・口答(こうとう)
意味:質問に口で答えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・応答(おうとう)
意味:問いや呼び掛けに答えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・返事(へんじ)
意味:呼びかけに対して答える言葉(出典:デジタル大辞泉)
・受け答え(うけこたえ)
意味:人の言うこと、尋ねることに応じて答えること。(出典: デジタル大辞泉 )
・回答(かいとう)
意味:質問・要求などに答えること。(出典:デジタル大辞泉)