転送
「メールを転送する」などのように使う「転送」という言葉。
「転送」は、音読みで「てんそう」と読みます。
「転送」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「転送」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
転送の意味
「転送」には次の意味があります。
・他の場所から送って来たものを、さらに別の場所に送ること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「転送」をわかりやすく言うと「送られてきたものを、さらに他のところに送ること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・前に住んでいたアパートから転送されてきたものも何枚か混じっていた。
(出典:東野圭吾『殺人の門』)
・なのに一番多い時で、月に百通近い手紙が編集部から転送されてきたのだ。
(出典:山本文緒『日々是作文(ひびこれさくぶん)』)
・わしがこっちでしめしあわせて、電報やなんかを転送してあげたもんだ。
(出典:フィルポッツ/井内雄四郎訳『闇からの声』)
・韓国の携帯なのに〝転送すれば死なない〟と日本語で表示されていた話。
(出典:秋元康『着信アリFinal』)
・強いて言えば、あの手紙を転送してくれなかった誰かのせいかもしれない。
(出典:赤川次郎『素直な狂気』)
類語
・回送(かいそう)
意味:一度送られてきたものを、改めて他の場所に送ること。転送。(出典:デジタル大辞泉)
・逆送(ぎゃくそう)
意味:送り返すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・返送(へんそう)
意味:物を送り主や持ち主に送り返すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・送還(そうかん)
意味:送りかえすこと。特に、捕虜や不正入国者などを本国に送りかえすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・転移(てんい)
意味:場所が他にうつること。また、場所をうつすこと。移転。(出典:デジタル大辞泉)