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踏みにじるとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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踏みにじる

「人の心を踏みにじる」などのように使う「踏みにじる」という言葉。

「踏みにじる」は、訓読みで「ふみにじる」と読みます。

「踏みにじる」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「踏みにじる」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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踏みにじるの意味

「踏みにじる」には次の二つの意味があります。

1 踏んでめちゃめちゃにつぶす。踏み荒らす。
2 人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけたりする。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

踏みにじるの意味①「踏んでめちゃめちゃにつぶす。踏み荒らす。」

「踏みにじる」の一つ目の意味は「踏んでめちゃめちゃにつぶす。踏み荒らす。」です。

例えば、「地面に落ちていたネックレスを踏みにじった」で「地面に落ちていたネックレスをめちゃめちゃに踏み潰した」という意味になります。また、「花壇を踏みにじる」で「花壇の中を踏み荒らす」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・喫いさしの煙草を捨て、それをクツで踏みにじってから中へ入って行った。
(出典:源氏鶏太『停年退職』)

・男はじっとそれを見ていたが、首を振りその石を踏みにじった
(出典:安田均,下村家惠子『ソード・ワールド・ノベル 死せる神の島(上)』)

・誰のものなのかもわからぬ靴に踏みにじられた草を、エマは思った。
(出典:久美沙織『小説 エマ 2』)

・よせ書きの部分はすべて、踏みにじられて潰された百合の花に換えたの。
(出典:初野晴『漆黒の王子』)

踏みにじられた草原の上に体を横たえる前に、その生命はつきていた。
(出典:R・E・ハワード『風雲児コナン』)

踏みにじるの意味②「人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけたりする。」

「踏みにじる」の二つ目の意味は「人の立場や考えを無視したり、体面・名誉などを傷つけたりする。」です。

この場合の「踏みにじる」を簡単に説明すると、「人の心を傷つける」という意味があります。  「人の好意を踏みにじる行為」で「人の好意を無視し、心を傷つけることをする」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・彼の天才は飛躍をつづけ、波の生活は一時代の社会的約束を踏みにじった
(出典:芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』)

・頭を下げていれば、仲間も学校もどんどんつけ込んできて自分を踏みにじる
(出典:小林道雄『翔べ! はぐれ鳥』)

・人の心を踏みにじることに喜びを感じている、許されざる存在だ。
(出典:山本弘,友野詳,清松みゆき,西奥隆起『妖魔夜行 幻の巻』)

・自分の欲のためには、他人の生命や自由を踏みにじるのも厭わない男。
(出典:山本弘『妖魔夜行 私は十代の蜘蛛女だった』)

・つまり、きみ達はわれわれの善意を踏みにじろうとするつもりなのか?
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 2 宇宙大作戦 No2』)

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