起源
「起源を遡る」などのように使う「起源」という言葉。
「起源」は、音読みで「きげん」と読みます。
「起源」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「起源」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
起源の意味
「起源」には次の意味があります。
・物事の起こり。始まり。(出典:デジタル大辞泉)
現在ある物事のはじめにあるものという意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これが科学的な日本民族の起源についての学問であるといわれています。
(出典:石田英一郎『日本文化論』)
・人にこびへつらっている自分の汚い行動も起源はそこにあると思われた。
(出典:乙一『ZOO』)
・伝承が起源においていかなるものであったのかは知りようがない。
(出典:フロイト/渡辺哲夫訳『モーセと一神教』)
・そもそも、秘密なるものの起源はどこにあるのだろうか、とも考えてみる。
(出典:星新一『声の網』)
・宇宙の果てからその起源まで、人間はともあれ考えてしまうからである。
(出典:養老孟司『無思想の発見』)
類語
・淵源(えんげん)
意味:物事の起こり基づくところ。物事が成り立っているそのもと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・序の口(じょのくち)
意味:物事の始まったばかりのところ。 (出典:デジタル大辞泉)
・とば口(とばくち)
意味:物事のはじめの部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・揺籃(ようらん)
意味:(比喩的に) 幼年時代。また、一般に物事が発祥し、初期の発展を遂げた段階や場所をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・端緒(たんしょ)
意味:物事の始まり。いとぐち。手がかり。(出典:デジタル大辞泉)