賞賛
「賞賛に値する人物」などのように使う「賞賛」という言葉。
「賞賛」は、音読みで「しょうさん」と読みます。
「賞賛」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「賞賛」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
賞賛の意味
「賞賛」には次の意味があります。
・ほめたたえること。(出典:大辞林 第三版)
「賞」と「賛」はどちらも「ほめる」を意味する漢字であり、「賞賛」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・十分すぎるほど賞賛に値するはずだった。
(出典:鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 8』)
あなたは周囲の人たちから、急にきれいになったと賞賛されているだろう。
(出典:梅田みか『愛人の掟2』)
・女たちは、見るからに姿の良い品のある若い男に賞賛の眼差しを向けた。
(出典:ガードナー/池央耿訳『緋の接吻』)
・僕が彼らをかく賞賛するのは、彼らが報酬以上の務めをなすからである。
(出典:新渡戸稲造『自警録』)
・父は世俗的な意味ではけっして賞賛を受けるような人物ではなかった。
(出典:阿刀田高『ナポレオン狂』)
類語
・賛美(さんび)
意味:ほめたたえること。(出典:デジタル大辞泉)
・礼賛(らいさん)
意味: すばらしいものとして、ほめたたえること。 (出典:デジタル大辞泉)
・べた褒め(べたぼめ)
意味:口をきわめてほめそやすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・絶賛(ぜっさん)
意味:この上ない称賛。(出典:デジタル大辞泉)
・誉め殺し(ほめごろし)
意味:ほめちぎることで、相手を不利な状況におとしいれたり、意欲を失わせたりすること。(出典:大辞林 第三版)