賃貸
「賃貸契約」などのように使う「賃貸」という言葉。
「賃貸」は、音読みで「ちんたい」と読みます。
「賃貸」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「賃貸」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
賃貸の意味
「賃貸」には次の意味があります。
・賃料を取り、物を相手方に貸すこと。賃貸し。(出典:デジタル大辞泉)
「賃」は報酬、「貸」は貸すを意味しており、報酬をもらって人に何かを貸すということになります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ところが母は私の好意を無視して、賃貸住宅に住むと言い張るのです。
(出典:内田春菊『息子の唇』)
・一番ひまな連中は王の入御を見物するため露台を賃貸していた。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』)
・政府の名目だけの賃貸料といえば、ふつう一ドルってことにきまっている。
(出典:ブラウン『天の光はすべて星』)
・上の方は賃貸マンションにする予定だったそうだし。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー 上巻』)
・賃貸契約の保証人にはいまだに親の印鑑が必要なところばかりだ。
(出典:長嶋有『パラレル』)
類語
・賃貸し(ちんがし)
意味:料金をとって物を貸すこと。(出典:大辞林 第三版)
・レンタル
意味:料金をとって、短期間貸すこと。(出典:大辞林 第三版)
・リース
意味:機械や設備などの、賃貸。一般には長期のものをいう。(出典:デジタル大辞泉)
・貸借(たいしゃく)
意味:貸すことと借りること。貸し借り。(出典:デジタル大辞泉)
・下宿(げしゅく)
意味:部屋代、食費などを払って契約期間中他家で暮らすこと。また、その家や部屋。(出典:精選版 日本国語大辞典)