負けず嫌い
「負けず嫌いな登場人物」などのように使う「負けず嫌い」という言葉。
「負けず嫌い」は、訓読みで「まけずぎらい」と読みます。
「負けず嫌い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「負けず嫌い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
負けず嫌いの意味
「負けず嫌い」には次の意味があります。
・他人に負けることを嫌う勝気な性質であること。また、そのさま。まけぎらい。(出典:デジタル大辞泉)
「負けず嫌い」は「負け嫌い」や「負けじ魂」などの混同から生まれたという見解もあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・負けず嫌いの娘だから、事件を起こしても、本名はいわないんじゃないか。
(出典:西村京太郎『終着駅殺人事件』)
・父英教のたび重なる説得と生来の負けず嫌いの性格がむきだしになった。
(出典:保阪正康『東條英機と天皇の時代(上) 軍内抗争から開戦前夜まで』)
・負けず嫌いで、父と喧嘩しても絶対に自分から頭を下げることはなかった。
(出典:入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 3 死の礎は生』)
・勝気で負けず嫌いで、怒りっぽいものですから友達がおりませんでした。
(出典:宮部みゆき『名もなき毒』)
・自分は気の強い負けず嫌いの方だと思っていたが、それも上辺にすぎなかった。
(出典:深谷忠記『房総・武蔵野殺人ライン』)
類語
・気丈(きじょう)
意味:心がしっかりしていること。気持ちをしっかりと保つさま。気丈夫。(出典:デジタル大辞泉)
・気骨(きこつ)
意味:自分の信念を守って、どんな障害にも屈服しない強い意気。(出典:デジタル大辞泉)
・気概(きがい)
意味:困難にくじけない強い意志・気性。(出典:デジタル大辞泉)
・勝ち気(かちき)
意味:人に負けまいとする気の強い気性であること。また、そのさま。きかぬ気。負けん気。(出典:デジタル大辞泉)
・負けん気(まけんき)
意味:負けたくないと思う気持ち。(出典:デジタル大辞泉)