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豪傑とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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豪傑

「彼の豪傑ぶりには驚かされる」などのように使う「豪傑」という言葉。

「豪傑」は、音読みで「ごうけつ」と読みます。

「豪傑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「豪傑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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豪傑の意味

「豪傑」には次の二つの意味があります。

1 才知・武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある人物。
2 ささいなことにこだわらない豪放な人物。また、一風変わった人物。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

豪傑の意味①「才知・武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある人物。」

「豪傑」の一つ目の意味は「才知・武勇に並み外れてすぐれていて、度胸のある人物。」です。

知性や武術の力量があり、胆力がある人物に使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・Kの口にした昔の人とは、無論英雄でもなければ豪傑でもないのです。
(出典:夏目漱石『こころ』)

・天下の豪傑が大島くんだりで用いた慣用句としては似つかわしくないな。
(出典:坂口安吾『安吾の新日本地理』)

・しかし義卿は、豪傑の士と聞いたので、ひそかにこの胸中を告げたのである。
(出典:古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』)

・なるほど先代の国王でさえ一目置いたという豪傑ぶりは墟ではないらしい。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第3巻 「白亜宮の陰影」』)

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類語

英雄えいゆう
意味:知力や才能、または胆力、武勇などに特にすぐれていること。また、その人。(出典:精選版 日本国語大辞典)

猛者もさもざ
意味:勇敢で気力にすぐれている人。また、能力がすぐれ精力的に活動する人。もうざ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

壮士そうし
意味:勇壮な男子。血気のさかんな男。(出典:精選版 日本国語大辞典)

勇士ゆうしようし
意味:勇ましい武士。ますらたけお。勇者。ようし。(出典:)

豪傑の意味②「ささいなことにこだわらない豪放な人物。また、一風変わった人物。」

「豪傑」の二つ目の意味は「ささいなことにこだわらない豪放な人物。また、一風変わった人物。」です。

些末なことにこだわらない大胆な人や、風変わりな人に使います。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・あの女は馬鹿か豪傑か、でなければ腹の中に容易でない屈託があるんだ。
(出典:野村胡堂『銭形平次捕物控』)

・それで晩飯を急いで四時半に片付けてしまうんだから豪傑に違いない。
(出典:夏目漱石『坊っちゃん』)

・複雑な性格である西郷を単に東洋風の豪傑と見るから、この誤解が生じたのである。
(出典:海音寺潮五郎『史談と史論(上)』)

・彼はその必要品を粗略にするほど、東洋豪傑風の美点も悪癖も受けていない。
(出典:国木田独歩『非凡なる凡人』)

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類語

豪放ごうほう
意味:性格が太っ腹で小事にこだわらないこと。豪胆で放逸なこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

太っ腹ふとっぱら
意味:度量の大きいこと。大胆で、物事に動じないこと。また、そのさまや、その人。(出典:デジタル大辞泉)

風変りふうがわり
意味:ようすや性質・行動などが普通と違っていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

変わり者かわりもの
意味:性質や言動などが、一般の人と違っている人。変人。奇人。(出典:デジタル大辞泉)

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