論争
「激しい論争」などのように使う「論争」という言葉。
「論争」は、音読みで「ろんそう」と読みます。
「論争」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「論争」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
論争の意味
「論争」には次の意味があります。
・互いに言い争うこと。(出典:デジタル大辞泉)
「論争」は、ある主義や説の正当性を主張し合うものであり、感情的な口喧嘩とは異なります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ハワイの支配権をめぐって、米英間に論争のあった時期もあったらしい。
(出典:星新一『あれこれ好奇心』)
・二人の論争が激化したのは、ちょうど一年経ったこのころである。
(出典:古川薫『花冠の志士小説久坂玄瑞』)
・地理学老のあいだには古代世界の配置をめぐる長年の論争があるのです。
(出典:エディングス『マロリオン物語9 ケルの女予言者』)
・中国の民衆がこのような論争に興味を抱くとでもお考えなのだろうか。
(出典:小林信彦『素晴らしい日本野球』)
・量子力学の解釈については君に話したように長い論争の歴史がある。
(出典:片山泰久『量子力学の世界』)
類語
・言い合い(いいあい)
意味:言い争うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・争論(そうろん)
意味:互いに自分の意見を主張して議論すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・議論(ぎろん)
意味:互いの意見を述べて論じ合うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・物言い(ものいい)
意味:異議を口に出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・討論(とうろん)
意味:ある事柄について意見を出し合って議論をたたかわせること。(出典:デジタル大辞泉)