課程
「学校の課程」などのように使う「課程」という言葉。
「課程」は、音読みで「かてい」と読みます。
「課程」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「課程」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
課程の意味
「課程」には次の意味があります。
学校などで、一定期間に割り当ててさせる学習・作業の範囲・順序。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、「学校などで定めた学習内容の範囲と順序」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この日も、まったく授業が耳に入らないまま、六時間の課程が終了する。
(出典:貴志祐介『青の炎』)
・最初の二年間で、中学校課程を最後まで終わらせるような学校ですから。
(出典:荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』)
・基礎課程の生徒が実習室以外の場所で単身楽団を使う事は禁止されている。
(出典:榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ-第2話』)
・結果、彼女は六年という超スピードで学士・修士・博士の課程を通過した。
(出典:定金伸治『ユーフォリ・テクニカ王立技術院物語』)
・やがて成長ざかりの子が東京の方で小学の課程を終わるころのことであった。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)
類語
・学科 (がっか)
意味:教授上・研究上から設けた学問の科目。(出典:デジタル大辞泉)
・教程(きょうてい)
意味:教授する段階や方法。また、それにのっとった教科書。(出典:デジタル大辞泉)
・時間割(じかんわり)
意味:毎週の授業などの時間を割り振ること。また、それを表に組んだもの。時間表。(出典:デジタル大辞泉)
・講座(こうざ)
意味:大学院や大学に置かれる研究・教育のための組織。教授・准教授・助教・講師・助手などの人的構成からなる。(出典:デジタル大辞泉)
・カリキュラム
意味:教育内容を学習段階に応じて配列したもの。教育課程。(出典:デジタル大辞泉)