誠意
「誠意を尽くす」などのように使う「誠意」という言葉。
「誠意」は、音読みで「せいい」と読みます。
「誠意」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「誠意」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
誠意の意味
「誠意」には次の意味があります。
・ うそいつわりのない心。私利・私欲のない心。まごころ。(出典:大辞林 第三版)
「誠意」をわかりやすく言うと「相手に対して真面目に、正直に向き合う心」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私に誠意がないからほかへ行ってしまう気にあの人がなったとは思われない。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・良い方に取るなら、こちらの誠意を汲み取ってくれたということだろう。
(出典:吉野匠『レイン3 シャンドリス、侵攻す』)
・誠意をもって聞くよ、とでも言いたげに高志も火鉢に手をのばしてきた。
(出典:林真理子『最終便に間に合えば』)
・言葉使いはていねいだが、それは客に対する誠意があってのことではない。
(出典:樋口有介『ろくでなし』)
・それに対して会社側も誠意ある処置をとったので、自分の判断で許可した。
(出典:森村誠一『科学的管理法殺人事件』)
類語
・本気(ほんき)
意味:まじめな気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・誠心(せいしん)
意味:偽りのない心。(出典:デジタル大辞泉)
・善意(ぜんい)
意味:よい心。(出典:デジタル大辞泉)
・誠実(せいじつ)
意味:私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。(出典:デジタル大辞泉)
・至誠(しせい)
意味:きわめて誠実なこと。(出典:デジタル大辞泉)