語句
「難しい語句」などのように使う「語句」という言葉。
「語句」は、音読みで「ごく」と読みます。
「語句」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「語句」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
語句の意味
「語句」には次の意味があります。
・語と句。また、ことば。ことばの句切り。ことばの一まとまり。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと、単語と短い文章のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・かれらは、その語句まではわからなくとも意味は理解したにちがいない。
(出典:C・L・ムーア『N・W・スミス&ジレル・シリーズ(全4巻) 3 暗黒界の妖精』)
・ユダヤ人作家はその語句を無意識に引用している場合が非常に多いのだから。
(出典:ベンダサン『日本人とユダヤ人』)
・語句はきわめておだやかで、これといって問題になる箇所はなかった。
(出典:陳舜臣『秘本三国志 3 (三)』)
・何といふ語句を置くべきかといふ場合に推敲するは普通の事なり。
(出典:正岡子規『俳諧大要』)
・この短い語句の中に、その精神のすべてが盛りこまれているのである。
(出典:東海林さだお『食後のライスは大盛りで』)
類語
・文章(ぶんしょう)
意味:文を連ねて、まとまった思想・感情を表現したもの。(出典:デジタル大辞泉)
・フレーズ
意味:まとまった意味を表わすひとつづきのことば。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・文言(もんごん)
意味:文章中の語句。文句。また、言葉。(出典:デジタル大辞泉)
・字句(じく)
意味:文章の中の文字や語句。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・件(くだり)
意味:文章における記述の一部分。(出典:デジタル大辞泉)