詐欺師
「奴は詐欺師だ」などのように使う「詐欺師」という言葉。
「詐欺師」は、音読みで「さぎし」と読みます。
「詐欺師」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「詐欺師」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
詐欺師の意味
「詐欺師」には次の意味があります。
・詐欺を常習とする者。かたり。いかさまし。(出典:デジタル大辞泉)
「詐欺師」という言葉をわかりやすく言うと、「他人をだまして、金品を奪ったり損害を与えたりする人」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・そいつは、すでにあなた方より前に、私たちを騙した女詐欺師なんです。
(出典:佐藤正彰訳『千一夜物語』)
・しかし原さんに言われると本当に詐欺師になったような気分になるから不思議ですね。
(出典:榊涼介『ガンパレード・マーチ 13-山口防衛戦2』)
・あの当時私はあの男が詐欺師にも劣る男だとお前にいって聞かせたではないか。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『青列車殺人事件』)
・お前の場合は詐欺師が広めた噂話、怪談話に対応しようとしたんだよな?
(出典:西尾維新『物語シリーズ 14 暦物語』)
・きみのお父さんを連れてきて、詐欺師の被害者になっていると言ってやりなさい。
(出典:ホワイト・フレッド・M『くちなしの花』)
・失敗続きの詐欺師のようなその男が、陰気な笑みを浮かべて言った。
(出典:牧野修『屍の王』)
・ただし、私は詐欺師でもスパイでもない、これだけは忘れないでくれ!
(出典:バルザック・オノレ・ド『ゴリオ爺さん』)
・自分では詐欺師だと思っており、これなら運の良しあしは関係ない。
(出典:ロバート・アスプリン『銀河おさわがせパラダイス』)