計上
「予算に計上する」などのように使う「計上」という言葉。
「計上」は、音読みで「けいじょう」と読みます。
「計上」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「計上」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
計上の意味
「計上」には次の意味があります。
・費用や予算などを計算して、全体の数値の中に加え入れること。かぞえあげること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと。「計算して出した数字を積み上げること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・英司は伝票の数字を計上機に打っていて、見るともなしに顔をあげた。
(出典:赤江瀑『八雲が殺した』)
・すべて皇室の費用は、予算に計上して国会の議決を経なければならない。
(出典:日本国『日本国憲法』)
・実現可能性に応じて一定割合を予想売上の額として計上し、集計してある。
(出典:池井戸潤『下町ロケット』)
・山百合会の予算にお茶代を計上しているわけではない、と言っているらしい。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 1』)
・結局あんたもいい品物を作っているし、そのための適切な宣伝費は計上する必要がある。
(出典:ハインライン『デリラと宇宙野郎たち』)
類語
・算入(さんにゅう)
意味:計算の中に含めること。かぞえ入れること。(出典:デジタル大辞泉)
・小計(しょうけい)
意味:一部分だけを合計すること。 (出典:精選版 日本国語大辞典)
・トータル
意味:合計すること。総計。(出典:デジタル大辞泉)
・都合(つごう)
意味:やりくりをすること。繰りあわせること。(出典:デジタル大辞泉)
・通算(つうさん)
意味:全部を含めて計算すること。(出典:デジタル大辞泉)