言い訳
「言い訳をするな!」などのように使う「言い訳」という言葉。
「言い訳」は、訓読みで「いいわけ」と読みます。
「言い訳」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「言い訳」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
言い訳の意味
「言い訳」には次の意味があります。
・自分の言動を正当化するために事情を説明すること。また、その説明。弁解。(出典:大辞林 第三版)
自分の失敗などに対して、後からやむをえなかったというような説明をすること、またはその説明自体を「言い訳」といいます。
「言い訳」には他の意味もありますが、ほとんどの場合は上記の意味で使われます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・家に帰ったときの奥さんへの言い訳を考えているのにちがいない。
(出典:広瀬正『マイナス・ゼロ』)
・いや、そんな言い訳めいたことを言わなくても、確実に僕は想像できる。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜 27 月姫 -Radiant White,Benignant Black & The Others-』)
・ 女の人が通用口のほうに消えたとたん、父さんは赤くなって言い訳した。
(出典:風野潮『僕はアイドル? 02 26』)
・まず最初にお姉さんが怒ってくれなければ、言い訳のしようがないのだ。
(出典:滝本竜彦『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』)
・あわてた隆子はついしなくてもいい言い訳じみた物言いになってしまう。
(出典:森永あい『原作/塚本裕美子 著 山田太郎ものがたり たたかう青少年』)
類語
・申し開き(もうしひらき)
意味:自分のした行為について、その正当さや、そうせざるを得なかった理由などについて述べること。弁明。(出典:大辞林 第三版)
・弁明(べんめい)
意味:自分の言行などを説明し、相手の理解を求めること。弁解。釈明。(出典:大辞林 第三版)
・言い抜ける(いいぬける)
意味:うまく言いつくろって罪や責任を逃れる。言い逃れる。(出典:大辞林 第三版)
・釈明(しゃくめい)
意味:誤解や非難などを受けた時、自分の立場や事情などを理解してもらうために説明すること。弁明。 (出典:大辞林 第三版)
・取り繕う(とりつくろう)
意味:過失などを、その場だけなんとかうまくごまかす。(出典:大辞林 第三版)