言い分
「身勝手な言い分」などのように使う「言い分」という言葉。
「言い分」は「いいぶん」と読みます。
「言い分」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「言い分」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
言い分の意味
「言い分」には次の意味があります。
・主張したい事柄。特に、言い訳や異議・非難。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「言いたいこと」という意味です。
言い訳や不平に思うことなどの意味で使うことが多いです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・どうして俺たちの言い分を聞いてくれないんだ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
・向こうには向こうの言い分はあるにしても、私には決してそうとは思えない。
(出典:小田実『何でも見てやろう』)
・連中がこっちの言い分なんか聞いてくれると思うのか!?
(出典:鎌池和馬『新約 とある魔術の禁書目録 第12巻』)
・彼女の言い分のほうが圧倒的に正しいことも理解している。
(出典:東野圭吾『秘密』)
・しかし、今までのあやつの言い分がでたらめだと立証することは難しい。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第1巻 「放浪の戦士」』)
・離婚の手続きを待っている彼女としては当然の言い分だった。
(出典:松本清張『虚線の下絵』)
・公平に見て、会社側の言い分には、たしかにもっとも千万のところがある。
(出典:坂口安吾『不思議な機構』)
・どれほどばかげた言い分でも一国の正式な申し出には違いない。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」』)