解説
「問題の解説」などのように使う「解説」という言葉。
「解説」は、音読みで「かいせつ」と読みます。
「解説」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「解説」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
解説の意味
「解説」には次の意味があります。
・物事の要点・意味などをわかりやすく説明すること。また、その説明。(出典:デジタル大辞泉)
物事、行われている現状を分かりやすく伝わるように説明することを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・このような逸話がこの小説の解説として何ほどの役に立つかは言えない。
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『悪魔の発明』)
・最初は彼女一人にコントローラーを持たせて、その脇で僕が解説をする。
(出典:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』)
・後でラジオの解説によると九千から一万メートルの高さであるという。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(三)』)
・そんな持論を持っていながら、このような解説文を書く自分は何者なのか。
(出典:奈須きのこ『空の境界 愛蔵版あとがき』)
・私はこの物語の中に於て、私の心を解説するのが主要な目的ではなかつたのだ。
(出典:坂口安吾『狼園』)
類語
・説明(せつめい)
意味:ある事柄が、よくわかるように述べること。(出典:デジタル大辞泉)
・叙説(じょせつ)
意味:ことばに表わして説明すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・弁明(べんめい)
意味:事情などを説明してはっきりさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・概説(がいせつ)
意味:物事の内容のだいたいを説明すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・解釈(かいしゃく)
意味:語句や物事の意味、内容などを説明すること。解き明かすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)