解熱
「解熱鎮痛剤」などのように使う「解熱」という言葉。
「解熱」は、音読みで「げねつ」と読みます。
「解熱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「解熱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
解熱の意味
「解熱」には次の意味があります。
・異常に高くなった体温を下げること。(出典:デジタル大辞泉)
病気などで高熱になった体温を下げることを意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・なんとかして解熱させたうえでないと、どつちも冷静になれないのであろう。
(出典:海野十三『海底都市』)
・医師が解熱の処置をほどこしたにもかかわらず、笠井君の熱は容易にさがらなかった。
(出典:中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』)
・解熱や鎮痛を必要とする人は、そんなに多いのか。
(出典:星新一『きまぐれ遊歩道』)
・其翌日もう解熱したのを幸ひに起き出でた。
(出典:高浜虚子『続俳諧師』)
・逆に解熱時には体温が下降するのに、暑くて汗をかく。
(出典:上野正彦『死体は語る』)
類語
・熱冷まし(ねつさまし)
意味:熱をさますこと。また、そのための薬。解熱剤。(出典:デジタル大辞泉)
・解熱剤(げねつざい)
意味:解熱に用いる薬剤。アスピリン・フェナセチンなど。解熱薬。熱さまし。(出典:デジタル大辞泉)
・鎮痛(ちんつう)
意味:痛みをおさえしずめること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・解毒(げどく)
意味:体内に入った毒の作用を除くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・鎮静(ちんせい)
意味:騒ぎや興奮した気持などを、しずめ落ち着かせること。また、しずまり落ち着くこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)