観葉植物
「部屋に観葉植物を置く」などのように使う「観葉植物」という言葉。
「観葉植物」は、音読みで「かんようしょくぶつ」と読みます。
「観葉植物」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「観葉植物」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
観葉植物の意味
「観葉植物」には次の意味があります。
・ 葉の色彩や形を観賞するために栽培される植物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
観葉植物とは、主に屋内で葉や色合いなどを楽しむ、リラクゼーションの効能のある植物のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ママは軽くうなずいて、観葉植物で遮られた奥のボックスを顎で示した。
(出典:新津きよみ『女友達』)
・額縁のすぐそばまで近づき、観葉植物の葉を手でどけて、見あげてみた。
(出典:宮部みゆき『蒲生邸事件』)
・窓敷居が棚として使われていて、そこに観葉植物の鉢が並べられている。
(出典:岡島二人『そして扉が閉ざされた』)
・家に帰ったとき私を出迎えてくれたのは、しおれている観葉植物でした。
(出典:乙一『子供は遠くに行った』)
・そこには様々な観葉植物が並べられ、人工の滝が水しぶきを上げていた。
(出典:佐竹一彦『警視庁公安部』)
類語
・園芸植物(えんげいしょくぶつ)
意味:古く、家の回りや庭園の一部に植えられていた植物で、それらの生産、加工、または造園の目的で栽培されるようになった。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・盆栽(ぼんさい)
意味:鉢などに植え、幹や枝を趣あるように整えて観賞する草木。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・植物(しょくぶつ)
意味:木や草、藻類など。(出典:デジタル大辞泉)
・多年草(たねんそう)
意味:三年以上にわたって生育し、越冬芽が地中にできる植物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・多肉植物(たにくしょくぶつ)
意味:茎や葉が肥厚し多量の水分を貯えた植物の総称。(出典:精選版 日本国語大辞典)