親睦
「親睦を深める」などのように使う「親睦」という言葉。
「親睦」は、音読みで「しんぼく」と読みます。
「親睦」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「親睦」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
親睦の意味
「親睦」には次の意味があります。
・互いに親しみ合い、仲よくすること。(出典:デジタル大辞泉)
つまり、その文字通り、「親睦」は「互いに親しみ合い、睦むこと」を意味します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・組合にせよ親睦団体にせよ、結成するだけのまとまった数がないのです。
(出典:鮎川哲也『戌神はなにを見たか』)
・これは、もともと社員の親睦旅行だったものが発展したものである。
(出典:森見登美彦『美女と竹林』)
・この仲のいい親睦くらべの最中へ、ヒッポリタが娘の部屋へはいってきた。
(出典:ウォルポール/平井呈一訳『オトラント城綺譚』)
・平等で、自由で、親睦で、虚偽というものが、生活の上になかったなら。
(出典:小川未明『草木の暗示から』)
・隊員の親睦を深めるための慰安旅行は何の予感もなく恙なくスタートした。
(出典:CNOVELS編集部『C★NOVELS創刊25周年アンソロジー』)
類語
・睦む(むつむ)
意味:仲よくする。親しみ合う。むつまじくする。(出典:デジタル大辞泉)
・懇意(こんい)
意味:親しく交際していること。仲よくつきあうこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・付き合い(つきあい)
意味:人と交際すること。(出典:デジタル大辞泉)
・友好(ゆうこう)
意味:友達としての親しい交わり。また、団体間・国家間の良好な関係をもいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親交(しんこう)
意味:親しくつきあうこと。親密な交際。(出典:デジタル大辞泉)