視察
「社長が視察に訪れた」などのように使う「視察」という言葉。
「視察」は、音読みで「しさつ」と読みます。
「視察」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「視察」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
視察の意味
「視察」には次の意味があります。
・現地・現場に行き、その実際のようすを見極めること。(出典:デジタル大辞泉)
「視察」をわかりやすく言うと「実際に現場へ行き、様子を見ること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・どの視察官に対しても、初見のように一から説明することに決めている。
(出典:古橋秀之『ブライトライツ・ホーリーランド』)
・イタリアの工場を三日にわたって視察したが、彼らの反応はかなりいい。
(出典:田丸公美子『シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ』)
・馬場君は仕事の手が空いている日に、視察の案内役を買って出てくれた。
(出典:中村弦『天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語』)
・合田と私がヘルクレスの子供劇場を視察して会社にもどったのは夜だった。
(出典:開高健『パニック・裸の王様』)
・視察に訪れた政府要人を迎えるにも、この部屋が使われたはずだった。
(出典:野尻抱介『クレギオン 7 ベクフットの虜』)
類語
・査察(ささつ)
意味:状況や実情を見たり調査したりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・巡察(じゅんさつ)
意味:見回って事情を調査すること。(出典:デジタル大辞泉)
・校閲(こうえつ)
意味:調べ検討すること。検査すること。調査すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・監査(かんさ)
意味:監督し検査すること。種々の事柄について、それを取り締まり、また調べること。また、その役の人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・検問(けんもん)
意味:調べ問うこと。問いただすこと。(出典:デジタル大辞泉)