褒賞
「褒賞を賜る」などのように使う「褒賞」という言葉。
「褒賞」は、音読みで「ほうしょう」と読みます。
「褒賞」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「褒賞」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
褒賞の意味
「褒賞」には次の意味があります。
・すぐれた行為や作品などをほめたたえること。また、そのしるしとして与える金品。褒美。(出典:デジタル大辞泉)
言い換えると、「褒賞」とは「ほめたたえること」や「すぐれた行為の表彰として与える品物」を指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・勝利こそがここまで自分について来てくれた部下たちへの褒賞だった。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 6 終焉の巻』)
・女が飛躍的に美しくなる時には、絶対に褒賞というものが必要である。
(出典:林真理子『美女入門』)
・おれ自身よりも、貴公に何かの褒賞が出ればいいと思っていたのだ。
(出典:藤沢周平『蝉しぐれ』)
・褒賞や懲罰にふさわしいものなど、何もありはしないのです。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『美徳の不幸』)
・まちがいなく彼は褒賞され、どんな形だったかはしらないが、おそらく、彼の活動に満足した高級警察が引き続き彼を雇ったものと思われる。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
類語
・褒美(ほうび)
意味:ほめて与える金品。褒賞。(出典:デジタル大辞泉)
・報賞(ほうしょう)
意味:功にむくいて賞すること。また、むくいとして与える賞品や賞金。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・恩賞(おんしょう)
意味:功績のあった者に対し、褒美として主君が金品・地位・領地などを与えること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・称える(たたえる)
意味:ほめていう。ほめる。(出典:デジタル大辞泉)
・嘉する(よみする)
意味:よしとしてほめたたえる。(出典:デジタル大辞泉)