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行雲流水とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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行雲流水

「行雲流水の生活」などのように使う「行雲流水」という言葉。

「行雲流水」は、音読みで「こううんりゅうすい」と読みます。

「行雲流水」とはどのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「行雲流水」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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行雲流水の意味

「行雲流水」には次の意味があります。

物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せて行動することのたとえ(出典:三省堂 新明解四字熟語辞典)

「行雲流水」をわかりやすく言うと「流れにまかせて振る舞うこと」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

行雲流水の身となられたのじゃ。
(出典:杉本苑子『新とはずがたり』)

・物に執着せず、行雲流水の生活で奇行が多かったが、芭蕉に愛された。
(出典:大岡信『名句歌ごよみ〔夏〕』)

行雲流水をともにする日々は豊かな収穫をもたらした。
(出典:ヘッセ/高橋健二訳『車輪の下』)

・力が入っていながら行雲流水のような自由で自然の態度を備えている。
(出典:岡本かの子『仏教人生読本』)

行雲流水、心動くときは動かし、動かざれば動かしたまわず、と古い本には感心して書いてある。
(出典:田辺聖子『女の長風呂 Ⅰ』)

・われわれ自由意志をもっているものが、そういうような生活になれば、それでいいのだということを申しましたが、一枚の生活というと「行雲流水」雲水、雲や水のように私がなったわけであります。
(出典:倉田百三『生活と一枚の宗教』)

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類語

受動的(じゅどうてき)
意味:他から動作・作用を及ぼされるさま。(出典:デジタル大辞泉(小学館))

無頓着(むとんちゃく)
意味:少しも気にかけないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

無為自然(むいしぜん)
意味:作為がなく、自然のままであること。「無為」「自然」は共に「老子」にみられる語で、老子は、ことさらに知や欲をはたらかせず、自然に生きることをよしとした。(出典:デジタル大辞泉)

素直(すなお)
意味:ありのままで、飾り気のないさま。(出典:デジタル大辞泉)

素朴(そぼく)
意味:自然のままに近く、あまり手の加えられていないこと。(出典:デジタル大辞泉)

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