蛮行
「蛮行を働く」などのように使う「蛮行」という言葉。
「蛮行」は、音読みで「ばんこう」と読みます。
「蛮行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「蛮行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
蛮行の意味
「蛮行」には次の意味があります。
・野蛮な行為。無教養で乱暴な行い。(出典:デジタル大辞泉)
「蛮行」をわかりやすく言うと「人間的でないひどい行い」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それには私の幼なかりしころの蛮行の数々が克明に記録されている。
(出典:群ようこ『撫で肩ときどき怒り肩』)
・目撃者が云わなければ、いつまでもそんな蛮行に甘んじていたのだろうか?
(出典:服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』)
・そこできみの作品のなかの、あの蛮行に着手したのであった。
(出典:リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』)
・今も李斎はこれは蛮行だという思いから抜け出せないでいた。
(出典:小野不由美『十二国記 9 黄昏の岸 暁の天』)
・ではいったい人間どもはなぜこれらの犬種の耳や尾をちょん切ろうなどという蛮行を行うのか。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)
類語
・暴虐(ぼうぎゃく)
意味:むごいことをして人を苦しめること。(出典:デジタル大辞泉)
・悪虐(あくぎゃく)
意味:人道に外れた、ひどい悪事・悪行。(出典:デジタル大辞泉)
・愚行(ぐこう)
意味:考えの足りない、ばかげた行い。(出典:デジタル大辞泉)
・ 悪行(あくぎょう)
意味:人の道に外れた悪い行い。(出典:デジタル大辞泉)
・愚挙(ぐきょ)
意味:ばかげた行い。(出典:デジタル大辞泉)