著作権
「著作権フリー」などのように使う「著作権」という言葉。
「著作権」は、音読みで「ちょさくけん」と読みます。
「著作権」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「著作権」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
著作権の意味
「著作権」には次の意味があります。
・著作者が自分の創造した著作物を独占的に利用できる権利。著作物の複製、翻訳、上演、上映、展示、放送などを内容とする。無体財産権の一種で、国家的には著作権法で保護され、国際的には万国著作権保護同盟条約、万国著作権条約で認められている。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「著作権フリー」で「著作者が自分の創造した著作物を独占的に利用できる権利が存在しない」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ある日、彼は死後の著作権を私に管理させると言ったことがあります。
（出典：ミルン／古賀照一訳『赤い館の秘密』）
・これまで印刷していいのかな、著作権で訴えたりしないだろうな。
（出典：入間人間『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 2 善意の指針は悪意』）
・本を買った人がそうやって本を貸したりすることは、著作権上は問題ないんだ。
（出典：石田衣良『アキハバラ@DEEP』）
・著作権を侵害されることは、映画屋にとっては死活問題にもなりかねない。
（出典：山田正紀『贋作ゲーム』）
・著作権問題がうるさくなかったとはいえ、ここはどうなっているのだろう。
（出典：星新一『きまぐれフレンドシップ PART2』）
類語
・意匠権（いしょうけん）
意味：産業財産権の一。工業上利用することができる新規の意匠を独占的・排他的に使用できる権利。登録によって発生する。存続期間は、設定登録の日から20年（平成19年（2007）3月以前のものは15年）。（出典：デジタル大辞泉）
・版権（はんけん）
意味：著作権法にいう出版権。著作物の複製・販売に関して専有する権利（出典：デジタル大辞泉）
・知的所有権（ちてきしょゆうけん）
意味：工業所有権や著作権など、知的な創作活動による利益に認められる権利。知能権。知的財産権。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・コピーライト
意味：著作権。版権。意匠権。©と略記されることがある。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・知的財産（ちてきざいさん）
意味：精神活動の成果として、特許・著作・商標・意匠などの財産的価値のあるもの。知財。無体財産。（出典：デジタル大辞泉）
