華麗
「華麗な衣装」などのように使う「華麗」という言葉。
「華麗」は、音読みで「かれい」と読みます。
「華麗」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「華麗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
華麗の意味
「華麗」には次の意味があります。
・はなやかで美しいこと。はでやかなこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
「華麗」は、人の目をひくような美さのことを言います。
「華」は「はなやか」、「麗」は「うつくしい」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そのあまりにもスケールの大きな華麗さに目がくらくらするようだった。
（出典：森村誠一『新幹線殺人事件』）
・美しいどころか、醜い顔であった。そのために周囲の華麗さから目立っているといえばいえそうである。
（出典：井伏鱒二『小説日本芸譚』）
・まわりには、黄金の断崖のふもとで見たような華麗な森が広がっていた。
（出典：バローズ／小笠原豊樹訳『火星の女神イサス 火星の合成人間』）
・彼女の華麗な容姿は、たかが布切れ程度で霞んでしまうようなものではない。
（出典：鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第9巻』）
・音楽の授業では小学校に入る前から習っているピアノを華麗に弾いた。
（出典：稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』）
・そこに立つかれは、まことに荘厳華麗、威風堂々としていた。
（出典：リン・カーター『レムリアン・サーガ／ゾンガーシリーズ(全6巻) 6 海賊と闘うゾンガー』）
類語
・華美（かび）
意味：はなやかで美しいこと。また、はなやかすぎて不相応なこと。また、そのさま。派手。（出典：デジタル大辞泉）
・華やか（はなやか）
意味：花の咲いたように、はでで、明るく美しいさま。きわだって目立つさま。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・派手やか（はでやか）
意味：はでな感じがするさま。華やかなさま。（出典：デジタル大辞泉）
・絢爛（けんらん）
意味：華やかで美しいさま。きらびやかなさま。（出典：デジタル大辞泉）
・艶やか（あでやか）
意味：女性の容姿がなまめかしいさま。美しくて華やかなさま。（出典：デジタル大辞泉）
