茶道
「茶道をきわめる」などのように使う「茶道」という言葉。
「茶道」は、音読みで「さどう」または「ちゃどう」と読みます。
「茶道」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「茶道」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
茶道の意味
「茶道」には次の意味があります。
・茶の湯によって精神を修養し礼法を究める道。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「茶の湯の道」のことです。
「茶の湯」ともいいます。
「茶道」は「ちゃどう」ともいいますが、現在では「さどう」というのが一般的です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・真の茶道は無限の形式と内容とに展開するものであっていいはずです。
(出典:柳宗悦『民芸とは何か』)
・なんとなく原稿の依頼を受けたが、私は茶道についてなにも知らぬのである。
(出典:星新一『きまぐれ遊歩道』)
・彼女の母は、旭川で茶道と活花の師匠をしながら三人の子を育てた。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)
・前にも述べたが、茶道の経験と言っても、本格的なものではない。
(出典:佐竹一彦『よそ者』)
・袋師や釜師といった人たちが茶道の道具を支えているのです。
(出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』)
類語
・茶席(ちゃせき)
意味:茶の湯の会を催す席。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・華道(かどう)
意味:草花や木の枝を花器に挿して鑑賞する技法・作法。(出典:デジタル大辞泉)
・書道(しょどう)
意味:毛筆によって書の美を表そうとする芸術。(出典:デジタル大辞泉)
・茶法(ちゃほう)
意味:茶の湯の作法。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・芸事(げいごと)
意味:琴・三味線・踊りなど、遊芸に関すること。(出典:デジタル大辞泉)