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茨の道とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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茨の道

「茨の道を進む」などのように使う「茨の道」という言葉。

「茨の道」は、訓読みで「いばらのみち」と読みます。

「茨の道」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「茨の道」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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茨の道の意味

「茨の道」には次の意味があります。

茨の生えている道。困難な状況や苦難の多い人生にたとえる。(出典:デジタル大辞泉)

言い換えると、苦しく厳しい状況であることや、苦労の多い日々が続くことです。
「茨」とは棘のある低木類の植物のことで、茨が生い茂っている道を通ると棘が刺さって痛い思いをしますし、けがをすることもあり進むには困難です。
その困難さを、苦労が多い状況や次々と困難に苛まれる人生に例えています。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ああ、我ながら、なんて茨の道を選んでしまったんだろう。
(出典:橋本紡『半分の月がのぼる空1』)

・月面との往復だけでも難度が高いうえ、無人の採掘ロボットを開発するのは茨の道だった。
(出典:野尻抱介『ロケットガール(全4巻) ロケットガール 3』)

・だから、私の前途は茨の道だった。
(出典:佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』)

・かれらにとって、人生は茨の道でも険しい坂でも苦い水でもなく、人生は、よろこびが詰まった羽根ぶとん、魂を天外にとばし熱狂して踊った。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)

・それは文字通り茨の道で、一歩進むたびに手足を取られるのだった。
(出典:野尻抱介『ふわふわの泉』)

類語

多難(たなん)
意味:災難や困難の多いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

地獄(じごく)
意味:非常な苦しみをもたらす状態・境遇のたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

針の山(はりのやま)
意味:地獄にあるという、針の植えてある山。罪人を追い込んで苦しめる所。転じて、苦痛に責めさいなまれる場所のたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
意味:災難が次々と襲ってくること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

前門の虎、後門の狼(ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)
意味:一つの危難や障害から身を守っても、さらにまた他の危難や障害が現れることのたとえ。(出典:ことわざを知る辞典)

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