花見
「春は花見の季節」などのように使う「花見」という言葉。
「花見」は、訓読みで「はなみ」と読みます。
「花見」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「花見」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
花見の意味
「花見」には次の意味があります。
・花、特に桜の花を眺めて楽しむこと。(出典:デジタル大辞泉)
花見とは、主に桜の花を観賞して楽しむ、日本古来の風習のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・酷いじゃないですか、二人で花見をして、しかもお酒を飲んでいるなんて。
(出典:田辺青蛙『生き屏風』)
・たった今日の昼には花見などして短冊をもって桜の下を歩いていたが。
(出典:松本清張『かげろう絵図(上)』)
・テレビでは花見の場所取りをする光景が上野公園からの中継で流れていた。
(出典:樋口有介『風の日にララバイ』)
・狂い咲きに驚いたからといって、別に花見をして行こうというのではない。
(出典:米澤穂信『古典部シリーズ4 遠まわりする雛』)
・二人は諦めかけていた花見が出来ると言う事で、随分とはしゃいでいる。
(出典:ZUN『東方香霖堂 ~Guriosities of Lotus Asia』)
類語
・宴(うたげ)
意味:酒宴。宴会。さかもり。(出典:デジタル大辞泉)
・桜狩(さくらがり)
意味:山野に桜をたずねあるいて観賞すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・宴会(えんかい)
意味:人が集まり、酒食を共にし、歌舞などをして楽しむ会。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・紅葉狩(もみじがり)
意味:山野に紅葉をたずねて観賞すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・観桜(かんおう)
意味:桜の花を観賞すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)