花粉
「花粉アレルギー」などのように使う「花粉」という言葉。
「花粉」は、音読みで「かふん」と読みます。
「花粉」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「花粉」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
花粉の意味
「花粉」には次の意味があります。
・種子植物の雄しべの葯(やく)の中にできる粉状の細胞。雄性の配偶体。(出典:デジタル大辞泉)
種子植物の生殖細胞のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっと男そのものを吹きくるんでしまう花粉のようなものが匂い立った。
(出典:山田風太郎『忍びの卍(まんじ)』)
・蜜を吸いながらからだに花粉をつけて、それをほかの花へはこんで行く。
(出典:ジェイムズ・ブリッシュ『宇宙都市シリーズ(全4巻) 3 地球人よ、故郷に還れ』)
・土蜂が花粉だらけになつて花から出て来るのは誰れでも見る事だ。
(出典:ファーブル・ジャン・アンリ『科学の不思議』)
・落ちた花の花粉が落ちない花の受胎に参与する事もありはしないか。
(出典:寺田寅彦『柿の種』)
・昨日のメールでのやりとりで花粉症の彼女は花粉のことを 気にしていた。
(出典:電車男『trainman2』)
類語
・胚珠(はいしゅ)
意味:種子植物において,心皮上に生じてのちに種子になる器官。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・花柄(かへい)
意味:花軸から分かれ出て、その先端に花をつける小さな枝。(出典:デジタル大辞泉)
・ 雄蕊(おしべ)
意味:種子植物の花の雄性の生殖器官。(出典:デジタル大辞泉)
・重弁(じゅうべん)
意味:花びらがその種本来の枚数以上に多くなっているもの。(出典:デジタル大辞泉)
・花冠(かかん)
意味:花を構成している花弁の全体をさす。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)