良心
「良心がとがめる」などのように使う「良心」という言葉。
「良心」は、音読みで「りょうしん」と読みます。
「良心」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「良心」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
良心の意味
「良心」には次の意味があります。
・ 善悪・正邪を判断し、正しく行動しようとする心の働き。(出典:デジタル大辞泉)
「正義感」や「責任感」と同じような意味の言葉です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これを防ぐ良心ある店は、二重の苦悩の中に落ちることとなるのである。
(出典:中井正一『「良書普及運動」に寄せて』)
・今は自分自身で、いかにも良心が弾劾しそうなことを考えていたからだ。
(出典:MASKMAN『ボヘミアンガラス・ストリート』)
・こうしたことには、相当幅を持たせておくのが良心的じゃないのかね?
(出典:カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』)
・急に外国へ逃げたりするのはほかの人の良心に責められるからなのよ。
(出典:サキ『ザ・ベスト・オブ・サキI』)
・良心あるものはその声にきいて道をたどるのほかはなかったのである。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)
類語
・善心(ぜんしん)
意味:人の道にかなったよい心。良心に恥じない心。(出典:デジタル大辞泉)
・道心(どうしん)
意味:仏道を修行して,悟りを求めようとする志をいう。(出典:デジタル大辞泉)
・モラル
意味:道徳。倫理。(出典:デジタル大辞泉)
・良識(りょうしき)
意味:物事の健全な考え方。健全な判断力。(出典:デジタル大辞泉)
・正直(しょうじき)
意味:正しくてまっすぐなこと。偽りのないこと。(出典:デジタル大辞泉)