良好
「良好な関係」などのように使う「良好」という言葉。
「良好」は、音読みで「りょうこう」と読みます。
「良好」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「良好」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
良好の意味
「良好」には次の意味があります。
・よいこと。好ましい状態であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
好感が持てる感じであることや、望ましい状態であることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・患者とのコミュニケーションを良好なものにするのが目的なのだ。
(出典:川島誠『もういちど走り出そう』)
・父同士の関係が良好なら、自然と子同士の関係も良くなるものである。
(出典:冲方丁『光圀伝』)
・隣りの男は手術後の経過良好とみえて、いくらか冗談を言ふやうになつた。
(出典:北条民雄『重病室日誌』)
・見た目にも、生命反応がまだまだ良好だということがはっきりしている。
(出典:ハーラン・エリスン『ステンレス・スチール・ラット シリーズ(全5巻) 5 ステンレス・スチール・ラット大統領に』)
・肉体的なコンディションは良好とはいえないが、精神的な方は最高だ。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス5 エモーショナル・ハウル』)
類語
・良質(りょうしつ)
意味:質がすぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・優良(ゆうりょう)
意味:性質・品質などが他のものよりすぐれてよいこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・純良(じゅんりょう)
意味:まじりけがなく質がよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・佳良(かりょう)
意味:すぐれていること。かなりよいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・結構(けっこう)
意味:それでよいさま。満足なさま。(出典:デジタル大辞泉)