童顔
「童顔なので、年齢より若く見られる」などのように使う「童顔」という言葉。
「童顔」は、音読みで「どうがん」と読みます。
「童顔」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「童顔」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
童顔の意味
「童顔」には次の意味があります。
・子供の顔。また、子供のような若々しい顔つき。(出典:デジタル大辞泉)
「童」は「子供」という意味を持つ漢字です。
「彼は童顔である」で 「彼は子供のような若々しい顔である」 という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・童顔で、女には安心を持たれる顔といったほうがいいかも知れなかった。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 6 狐の嫁入り』)
・健康そうな、いかにも童顔の愛らしさを残した前髪の少年なのであった。
(出典:池波正太郎『剣客商売 1』)
・こういう表情をすると、ただでさえ童顔な彼女は、より一層幼く見える。
(出典:神永学『コンダクター』)
・小柄で童顔なところもあるので、医者の真似をする少年のようだった。
(出典:伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』)
・必要ならいつでも証言していいと、童顔に軽い興奮を浮かべてつけ加えた。
(出典:夏樹静子『アリバイの彼方に』)
類語
・酔顔(すいがん)
意味:酒に酔った顔。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・幼顔(おさながお)
意味:幼いときの顔つき。(出典:デジタル大辞泉)
・紅顔(こうがん)
意味:年が若く血色のよい顔。(出典:デジタル大辞泉)
・ベビーフェース
意味:おとななのに子どものように幼く、または年若く見える顔つき。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・老顔(ろうがん)
意味:年老いて生気の衰えた顔。(出典:デジタル大辞泉)