自負
「自負する」などのように使う「自負」という言葉。
「じふ」と読みます。
聞いたことはあるけど、正しい意味は知らないという方が意外と多いかもしれません。
この記事では「自負」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
自負の意味
「自負」には次の意味があります。
・自分の才能や仕事に自信をもち、誇らしく思うこと。また、その心。(出典:大辞林)
「自負」をわかりやすく言うと「自分に自信をもち、誇らしく思うこと」というような意味になります。
自分の経験やスキルなど、様々な表現に対して使える言葉です。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・いまでは翔子よりも自分のほうが腕は上なのではないかと自負している。
(出典:小川勝己『葬列』)
・技術陣には会社の今日あるのは、自分たちのおかげだという自負がある。
(出典:森村誠一『日蝕の断層』)
・こういう自負心のおかげで科学が進歩し社会も進展するのかもしれない。
(出典:寺田寅彦『沓掛より』)
・自負するわけではないが外交に明るい役人は自分以外に思い浮かばない。
(出典:池上永一『テンペスト2 花風の巻』)
・志摩子のことを一番わかっているのは自分だと、どこかで自負していた。
(出典:今野緒雪『マリア様がみてる 08 いとしき歳月(後編)』)