自爆
「僕の自爆だった」などのように使う「自爆」という言葉。
「自爆」は、音読みで「じばく」と読みます。
「自爆」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「自爆」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
自爆の意味
「自爆」には次の意味があります。
・自分の乗る軍艦、飛行機などをみずから爆破すること。転じて、自分を破滅させるような行為をすることにもいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「自爆」という言葉をわかりやすく言うと、「自分で自分を追い込む」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その想像が、ある意味で自爆に通じる行為であることは百も承知だった。
(出典:その想像が、ある意味で自爆に通じる行為であることは百も承知だった。)
・ぼくの自爆で、小佐内さんはぼくを引っ張り出しやすくなったのだから。
(出典:米澤穂信『小市民シリーズ2 夏期限定トロピカルパフェ事件』)
・大和が自爆したとは考えていなかったので、爆弾だと思ってまた潜った。
(出典:吉田満,原勝洋『ドキュメント戦艦大和』)
・今の状態なら、核爆弾を抱えて自爆しても傷一つつかないはずだった。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第12巻』)
・この不思議な「参謀」の行為は、彼の自爆目的から発したものであった。
(出典:この不思議な「参謀」の行為は、彼の自爆目的から発したものであった。)
類語
・自滅(じめつ)
意味:自分のしたことが原因となって自分自身に悪い結果をもたらすこと。自分の失敗で敗れること。(出典:デジタル大辞泉)
・自殺(じさつ)
意味:自分で自分の命を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自害(じがい)
意味:自分で自分のからだを傷つけて死ぬこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自決(じけつ)
意味:自分の手で生命を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)
・自刃(じじん)
意味:刀物で自分の生命を絶つこと。(出典:デジタル大辞泉)