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自滅とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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自滅

「勝手に自滅」などのように使う「自滅」という言葉。

「自滅」は、音読みで「じめつ」と読みます。

「自滅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「自滅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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自滅の意味

「自滅」には次の二つの意味があります。

1 自然に滅びること。
2 自分の行動が原因となって、自分が滅びること。自殺すること。また、自分の失策のために敗れること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

自滅の意味①「自然に滅びること。」

「自滅」の一つ目の意味は「自然に滅びること。」です。

特に何もせず、ほっておいて自然と滅びることを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼らは、きみの話のモデルが予測した通りの経過で自滅したのだよ。
(出典:ホーガン『ガニメデの優しい巨人』)

・三国が競って恥じて自滅した後、大陸に何が残るというのであろうか。
(出典:酒見賢一『泣き虫弱虫諸葛孔明』)

・それで知ったのだが、公儀では芦名家そのものの自滅を待っていたのである。
(出典:山田風太郎『銀河忍法帖』)

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類語

・全滅(ぜんめつ)
意味:一つも残らずほろびること。また、一つも残さずほろぼすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・衰滅(すいめつ)
意味:勢いが衰えて滅びること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・壊滅(かいめつ)
意味:すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。(出典:デジタル大辞泉)

・絶滅(ぜつめつ)
意味:ほろび絶えること。また、ほろぼし絶やすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

自滅の意味②「自分の行動が原因となって、自分が滅びること。自殺すること。また、自分の失策のために敗れること。」

「自滅」の二つ目の意味は「自分の行動が原因となって、自分が滅びること。自殺すること。また、自分の失策のために敗れること。」です。

相手の愚かな選択や行動による結果に対して皮肉を込めて使うことが多いです。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そうでなければ己れの変化の意味もわからず自滅していく奴やつらばかり。
(出典:牧野修『アロマパラノイド 偏執の芳香』)

・包囲遮断していれば、抵抗力を失った日本軍は自滅するばかりである。
(出典:高木俊朗『インパール』)

・知らず知らずのうちに奴の術中に陥り、自滅していくだけなんじゃねえのか?
(出典:はままさのり『青の騎士 ベルゼルガ物語 2』)

・きっと、あの白人のやつのほうからぼくに向かってきて自滅しちゃったんですよ。
(出典:ヘミングウェー/高村勝治訳『日はまた昇る』)

・だがこれらの病、自滅に近い精神構造は矛盾でもなんでもない。
(出典:奈須きのこ『DDD JtheE』)

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類語

オウンゴール
意味:サッカーで、誤って自陣のゴールにボールを入れてしまうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

・墓穴を掘る(ぼけつをほる)
意味:身を滅ぼす原因を自分から作ることのたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

・自業自得(じごうじとく)
意味:自分の行為の報いを自分自身が受けること。(出典:デジタル大辞泉)

・身から出た錆(みからでたさび)
意味:自分の犯した悪行の結果として自分自身が苦しむこと。(出典:デジタル大辞泉)

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