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自堕落とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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自堕落

「自堕落な生活」などのように使う「自堕落」という言葉。

「自堕落」は、音読みで「じだらく」と読みます。

「自堕落」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「自堕落」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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自堕落の意味

「自堕落」には次の二つの意味があります。

1 人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと。また、そのさま。
2 雑然としていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

自堕落の意味①「人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと。また、そのさま。」

自堕落の一つ目の意味は「人の行いや態度などにしまりがなく、だらしないこと。また、そのさま。」です。

わかりやすく言うと「生活態度や外見に緊張感がないさま」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・留美子にしても、夫の前ではこんな自堕落なところは見せないだろう。
(出典:林真理子『不機嫌な果実』)

・その自堕落な勤務ぶりに反感をもっていた幹部や隊員も少なくありませんでした。
(出典:森村誠一『新・人間の証明(上)』)

・英光は妻と四人の子を捨てて、自堕落な生活に入っていった。
(出典:巖谷大四『懐しき文士たち 戦後篇』)

・いくら自堕落に身を持ち崩しても、彼は決して腹からの悪人ではなかった。
(出典:岡本綺堂『籠釣瓶』)

類語

・腐敗(ふはい)
意味:精神が堕落し、悪徳がはびこること。(出典:デジタル大辞泉)

・不徳(ふとく)
意味:身に徳の備わっていないこと。(出典:デジタル大辞泉)

・堕落(だらく)
意味:生活がくずれ、品行がいやしくなること。節操を失うこと。身をもちくずすこと。(出典:デジタル大辞泉)

・退廃(たいはい)
意味:道徳的な気風がすたれて健全な精神を失うこと。(出典:デジタル大辞泉)

自堕落の意味②「雑然としていること。また、そのさま。」

「自堕落」の二つ目の意味は「雑然としていること。また、そのさま。」です。

わかりやすく言うと「考えや物事にまとまりがなく雑なさま」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・願いながらできなかったのは、きっとぼくのなかに自堕落なものがあるからだと思う。
(出典:姫野カオルコ『不倫〈レンタル〉 -処女三部作3』)

自堕落の苦悶の中に、まだわずかながらの幸福が残されていたかもしれないのだ。 
(出典:阿久悠『瀬戸内少年野球団』)

・あちらでは、ちょっと見ると自堕落そうに思われますが、ちゃんとそれにはルールを守っております。
(出典:松本清張『高台の家』)

・肯定とは、もちろん自堕落な容認とは異質のものだが、いまはその点は詳述しない。
(出典:蓮實重彦『表層批評宣言』)

類語

粗略(そりゃく)
意味:物事の扱い方などが丁寧でないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

粗慢(そまん)
意味:考え方ややり方などが、大ざっぱで、いいかげんなこと(出典:デジタル大辞泉)

大雑把(おおざっぱ)
意味:細かい部分への注意が省かれ、大きな部分だけが扱われているさま。(出典:実用日本語表現辞典)

雑多(ざった)
意味:いろいろなものが入りまじっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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