罹患
読み間違いでも話題になった「罹患」という言葉。
医療業界では当たり前のように使われています。
「羅と罹」がよく似ていることから”らかん”と間違われましたが、正しくは「りかん」と読みます。
この記事では「罹患」の意味や使い方について、書籍などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
罹患の意味
「罹患」には次の意味があります
・病気にかかること。罹病。(出典:デジタル大辞泉)
「罹患してしまった」ということは「病気になってしまった」という事です。
会話ではあまり馴染みがありませんが、文章やのメディア上で病気にかかったことを指したいときに「罹患」という言葉よく使われていますね。
具体的な使い方や例文は下記の通りです。
使い方・例文
・今日もあんな目にあうと思ったら精神的腹痛に罹患しても不思議はない。
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの溜息』)
・現在の時点では罹患者数は死亡者数そのものだった。
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)
・それは罹患者の行動を規制し支配することができる。
(出典:小野不由美『屍鬼(下)』)
・赤痢や腸チフスの流行期には、何万人単位で罹患し何千人単位で亡くなっている。
(出典:畠中恵『アイスクリン強し』)
・村民の生活習慣病の罹患率、死亡率はそのうち都市生活者並みになるでしょう。
(出典:和田はつ子『薬師』)