絶大
「彼は絶大な影響力を持っている」などのように使う「絶大」という言葉。
「絶大」は、音読みで「ぜつだい」と読みます。
「絶大」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「絶大」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
絶大の意味
「絶大」には次の意味があります。
・きわめて大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「絶大」をわかりやすく言うと「とても大きいこと」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この蛇の毒はきわめて強いので、絶大な危険を覚悟しなければ行けない。
(出典:マルコ・ポーロ/青木富太郎訳『東方見聞録』)
・それはイタリアのパルティザン活動の貢献によるところが絶大であった。
(出典:木村裕主『ムッソリーニの処刑』)
・その経験者の発言は、未経験者の私たちには絶大な影響力を持つのである。
(出典:群ようこ『猫と海鞘(ほや)』)
・もし絶大な個性があるなら、彼は超個性の域にまで達しているであろう。
(出典:柳宗悦『工芸の道』)
・ここで、わたしの奇形の一部が絶大な利点になっていることを発見した。
(出典:バローズ『火星シリーズ9 火星の合成人間』)
類語
・甚大(じんだい)
意味:程度のきわめて大きいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・膨大(ぼうだい)
意味:大きくふくれあがること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・莫大(ばくだい)
意味:程度や数量がきわめて大きいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・多大(ただい)
意味:数量・規模などが非常に大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・巨大(きょだい)
意味:非常に大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)