統括
「様々な意見を統括する」などのように使う「統括」という言葉。
「統括」は、音読みで「とうかつ」と読みます。
「統括」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「統括」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
統括の意味
「統括」には次の意味があります。
・ばらばらのものを一つにまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
「統」と「括」はどちらも「まとめる」という意味をもつ漢字であり、「統括」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・複数の作戦を統括できるようになるだろう。
(出典:池上永一『レキオス』)
・その地域一帯の、店の統括をしているのだった。
(出典:群ようこ『猫と海鞘(ほや)』)
・これらの会社をパリの電気工業中央会社が統括していた。
(出典:橋本克彦『日本鉄道物語』)
・知性は人格になって、肉体そのものを統括する。
(出典:奈須きのこ『空の境界 (下)』)
・学園都市で最高の権力を持つ統括理事会メンバーの一人。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第19巻』)
類語
・総括(そうかつ)
意味:個々のものを一つにまとめること。全体をとりまとめて締めくくること。(出典:デジタル大辞泉)
・綜合(そうごう)
意味:個々別々のものを一つに合わせまとめること。総括。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・統制(とうせい)
意味:多くの物事を一つにまとめておさめること。(出典:デジタル大辞泉)
・合同(ごうどう)
意味:独立している二つ以上のものが一つになること。また、一つに合わせること。(出典:デジタル大辞泉)
・合併(がっぺい)
意味:二つ以上のもの、特に組織などが一つに合わさること。また、合わせること。(出典:デジタル大辞泉)