素養
「音楽の素養がある」などのように使う「素養」という言葉。
「素養」は、音読みで「そよう」と読みます。
「素養」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「素養」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
素養の意味
「素養」には次の意味があります。
・ ふだんの練習や学習によって身につけた技能や知識。たしなみ。(出典:デジタル大辞泉)
普段から備わっている能力や教養などのことを指します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ただお美しいというだけでなく、たいへんな素養がおありでしたからね。
(出典:シャーロット・ブロンテ/大井浩二訳『ジェイン・エア(上)』)
・俺にも少しはヒーロー的主人公の素養が芽生えてきてるんじゃないか?
(出典:谷川流『涼宮ハルヒの驚愕(前)』)
・いずれも魔術の素養を持つ者なら一目でわかる、地母神の象徴ばかり。
(出典:丈月城『カンピオーネ! 04 英雄と王』)
・我輩、こう見えても詩の素養があるのでそんなことすら思ってしまう。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料ⅩⅢ Side ColorsⅢ』)
・私はマルクス主義も近代経済学の素養もないが、わかっている事が一つある。
(出典:五木寛之『風に吹かれて』)
類語
・心得(こころえ)
意味:技芸を身につけていること。(出典:デジタル大辞泉)
・嗜み(たしなみ)
意味:芸事などに関する心得。(出典:デジタル大辞泉)
・覚え(おぼえ)
意味:覚えること。習得。理解。(出典:デジタル大辞泉)
・教養(きょうよう)
意味:社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。(出典:デジタル大辞泉)
・技能(ぎのう)
意味:あることを行うための技術的な能力。(出典:デジタル大辞泉)