素振り
「知っている素振り」などのように使う「素振り」という言葉。
「素振り」は「そぶり」と読みます。
「素振り」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「素振り」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
素振りの意味
「素振り」には次の意味があります。
・表情や態度・動作に現れたようす。(出典:デジタル大辞泉)
心の内が表情や態度などに現れたさまを言います。
また、「素振り」を「すぶり」と読むと、「バットなどを練習のために振ること」を意味する別の言葉になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・気遣う素振りをされたからといって、簡単に心を許すわけにはいかない。
(出典:福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(全10巻) 機動戦士ガンダムUC 4 パラオ攻略戦』)
・気づいているような素振りはおくびにも出さない。
(出典:エディングス『エレニア記1 眠れる女王』)
・言ったこともないし素振りに出したこともない。
(出典:渡辺淳一『光と影』)
・僕から言われて、それを初めて知ったというような素振りである。
(出典:西尾維新『忘却探偵シリーズ 2 掟上今日子の推薦文』)
・まるで気のなさそうな素振りで、乗っている馬の首を叩いてやったりしている。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第2巻 「黄金の戦女神」』)
類語
・身振り(みぶり)
意味:感情や意志を伝えるためのからだの動き。しぐさ。ゼスチャー。(出典:デジタル大辞泉)
・手振り(てぶり)
意味:手を振ること。手を動かすこと。また、その手つき。(出典:デジタル大辞泉)
・仕草(しぐさ)
意味:何かをするときのちょっとした動作や身のこなし。(出典:デジタル大辞泉)
・振り(ふり)
意味:人の振る舞い。しぐさ。また、なりふり。(出典:デジタル大辞泉)
・ジェスチャー
意味:身振り。手振り。しぐさ。(出典:デジタル大辞泉)