簡素化
「手続きを簡素化する」などのように使う「簡素化」という言葉。
「簡素化」は、音読みで「かんそか」と読みます。
「簡素化」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「簡素化」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
簡素化の意味
「簡素化」には次の意味があります。
・むだを省いて簡単にすること。（出典：デジタル大辞泉）
「簡素化」という言葉をわかりやすく言うと、「省略すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この業界の人たちは、何ゆえに文章の簡素化に必死になるのであろうか。
（出典：東海林さだお『東京ブチブチ日記』）
・この総貧困化&総簡素化&画一化が最も極端な形で現れるのが、軍隊である。
（出典：米原万里『パンツの面目ふんどしの沽券』）
・戦争中の日本には、やたらと行政の簡素化が起こった。
（出典：橋本治『二十世紀(上)』）
・この家の様子が江戸時代と異なるのは、屋根がトタン、裸電球とラジオがあるくらいのもので、これ以上簡素化しようのない生活だった。
（出典：南木佳士『阿弥陀堂だより』）
・そのご、墓も葬儀も簡素化の方向にあるというが、それでも日本などにくらべると、まだたいそうなものだ。
（出典：近藤紘一『サイゴンのいちばん長い日』）
類語
・省力化（しょうりょくか）
意味：機械化などによって、手間や労力を省くこと。（出典：デジタル大辞泉）
・単純化（たんじゅんか）
意味：こみいっている物事を単純にすること。（出典：デジタル大辞泉）
・ダウンサイジング
意味：規模を縮小すること。コストダウンや効率化のために小型化すること。（出典：デジタル大辞泉）
・合理化（ごうりか）
意味：能率を上げるためにむだを省くこと。特に、企業などで、省力化・組織化によって能率を上げ、生産性を高めようとすること。（出典：デジタル大辞泉）
・リストラクチュアリング
意味：構造を改革すること。特に、企業が不採算部門を切り捨て、将来有望な部門へ進出するなど、事業内容を変えること。企業再構築。（出典：デジタル大辞泉）
