簡潔
「簡潔にまとめる」などのように使う「簡潔」という言葉。
「簡潔」は、音読みで「かんけつ」と読みます。
「簡潔」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「簡潔」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
簡潔の意味
「簡潔」には次の意味があります。
・簡略で要領よくまとまっていること。短くてすっきりしているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「簡潔」をわかりやすく言うと「わかりやすくシンプルな様子」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼女のしぐさは簡潔だが、ことば以上のものを伝えているように思えた。
(出典:ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』)
・少し言葉を選ばなさ過ぎたとは思ったが、真実を簡潔に伝えたと思う。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 06 罪滅ぼし編』)
・面白い話はみなそうあるべきだが、続きといってもごく簡潔になっておる。
(出典:バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第三輯)』)
・私はそれを読み、なるほど簡潔にうまく指摘するものだなと感心した。
(出典:星新一『きまぐれ博物誌・続』)
・美濃部はきわめて簡潔な態度を、ここに示しているというべきなのである。
(出典:加藤典洋『敗戦後論』)
類語
・簡勁(かんけい)
意味:言葉や文章が短くて、力強いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・簡略(かんりゃく)
意味: 手短で簡単なこと。 (出典:デジタル大辞泉)
・手短(てみじか)
意味:てっとりばやいさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・簡約(かんやく)
意味:事柄や文章などの、長くて複雑なものをわかりやすく短くすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・簡にして要を得る(かんにしてようをえる)
意味:簡単であるが、よく要点をつかんでいる。(出典:デジタル大辞泉)