築山
「庭の築山がお気に入りだ」などのように使う「築山」という言葉。
「築山」は、訓読みで「つきやま」と読みます。
「築山」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「築山」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
築山の意味
「築山」には次の意味があります。
・ 庭園などに、石や土を盛ってつくった小山。(出典:デジタル大辞泉)
枯山水などの平面的な美に加え、立体的な美しさを表現するために生まれた技法です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この広大な庭園の一帯には、木や藪の生えている築山がいくつもあった。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)
・通は庭の築山を駆け上がったり、屋敷の傍らを流れる川でよく遊んだ。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)
・そこからみると築山と池のある立派な庭には巨石がいい具合に配置されている。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 13 鬼の面』)
・だがわたしのまっすぐ前方にある築山には出入口がついているのに気づいた。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)
・それと同時に彼は悲鳴に似た声をあげ、再び築山のかげに走って来た。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
類語
・庭(にわ)
意味:屋敷内で、ある広さをもって空けてある地面。(出典:デジタル大辞泉)
・名園(めいえん)
意味:すぐれた庭園。(出典:デジタル大辞泉)
・ガーデン
意味:庭園。(出典:デジタル大辞泉)
・外苑(がいえん)
意味:神社・皇居などの外にある付属の庭園。(出典:デジタル大辞泉)
・御苑(ぎょえん)
意味:皇室所有の庭園。(出典:デジタル大辞泉)