立ち振る舞い
「立ち振る舞いが美しい」などのように使う「立ち振る舞い」という言葉。
「立ち振る舞い」は、訓読みで「たちふるまい」と読みます。
「立ち振る舞い」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「立ち振る舞い」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
立ち振る舞いの意味
「立ち振る舞い」には次の意味があります。
・ 起居の動作。挙動。 たちいふるまい。(出典:大辞林 第三版)
「立ち居振る舞い」と同じ意味で、「立ったり座ったりするときのしぐさ、体の動かし方」という意味です。
似た綴りの「立ち振る舞う」は、「立ち振る舞い」とは別の意味の言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その自然な立ち振る舞いに、俺は少しばかり毒気が抜かれる思いだった。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜 54 ふかしのゆめ』)
・ 澄んだ顔立ち、立ち振る舞いに、亡き明智光秀の姿を見たからであった。
(出典:茶屋二郎『遠く永い夢(上)-本能寺 信長謀殺の真実-』)
・目に映る奇妙な現象と三人の少女たちの立ち振る舞いは、大抵の現実とはほど遠い地点にある。
(出典:谷川流『電撃!!イージス5 第01巻』)
・ 彼はまだ幼かったが、立ち振る舞いはずいぶん大人びて見えた。
(出典:高殿円『銃姫 02 The Lead in My Heart』)
・老若男女の別を問わぬ巧みな変装に、およそ演技とは信じがたいほどの堂に入った立ち振る舞い。
(出典:虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』)
類語
・立ち居振る舞い(たちいふるまい)
意味:立ったり座ったりする動作に伴う、体のこなし。体の動かし方。起居動作。(出典:大辞林 第三版 )
・ 起居(ききょ)
意味:立ったり、座ったりすること。転じて、日常の生活。(出典:大辞林 第三版)
・挙動(きょどう)
意味:人の立ち居振る舞い。動作。(出典:大辞林 第三版)
・動作(どうさ)
意味:何か事を行なおうとして、からだを動かすこと。また、その動き。たちいふるまい。挙動。所作。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・物腰(ものごし)
意味:身のこなし。ふるまい。態度。 (出典:精選版 日本国語大辞典)